利便性と糖薬事の負担軽減が狙い
ノバルティス ファーマ株式会社は、持続性ソマトスタチンアナログマイクロスフェア徐放性製剤「サンドスタチン(R)LAR(R)」のキット製品として「サンドスタチン(R)LAR(R)筋注用キット10mg、20mg、30mg(一般名:オクトレオチド酢酸塩)」を発売した。
この製品は、薬液を調製する時の利便性向上や投薬時の負担軽減等を目的として開発された製剤である。その効能・効果、用法・用量に関しては、現在発売中の「サンドスタチン(R)LAR(R)筋注用10mg、20mg、30mg」と同じものだ。
有効成分を含む粉末を充填したバイアル製剤、配合を変更したことによって、懸濁性を高めた分散液を充填したプレフィルドシリンジ、薬液を調製する時に使用するバイアルアダプターを一つにまとめた製品となった。
改良された分散液とシリンジやバイアルアダプターが同じパッケージに梱包されていることで、調製手順がこれまでより簡便となることが期待される。
(画像はプレスリリースより)
サンドスタチンLAR
「サンドスタチン(R)LAR(R)」は各種ホルモンの分泌を抑制する効果を持つオクトレオチド酢酸塩の注射用徐放性製剤。ソマトスタチンアナログであるオクトレオチド酢酸塩は、天然のソマトスタチンと同様の薬理学的効果を発揮する、ソマトスタチンよりもさらに強力な効果を持っている。

ノバルティスファーマ株式会社 ニュースリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2014/pr20140630.html