米InSite社開発の点眼薬
2014年6月11日、千寿製薬株式会社は、米InSite Vision Incorporated社が開発したアジスロマイシン点眼薬について、日本における独占的な開発・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。
InSite社は、DuraSiteとよばれるドラッグデリバリーシステムを用いて、新たな眼科用局所製剤を展開する企業。アジスロマイシン以外にも、DuraSiteをベースとした製品の臨床試験を進めている。
点眼薬の滞留性を高めるシステムを使用
DuraSiteは、架橋構造を有するポリアクリル酸の高分子ポリマーを用いることで、低分子を安定化させ、眼表面上での点眼薬の滞留性を高めるシステム。米国においてアジスロマイシンは、眼局所の細菌性感染症に対する治療薬として販売されている。
今回の契約締結により千寿製薬はInSite社に対し契約一時金および、また開発進捗や売り上げに応じたマイルストーンやロイヤルティを支払うとしている。

DuraSiteを用いたアジスロマイシン点眼薬のライセンス契約締結について(千寿製薬株式会社)
http://www.senju.co.jp/news/1188071_5657.html