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2025年07月27日(日)
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メディシノバ、MN-1が肺線維症に対し良好な結果を発表

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メディシノバ、MN-1が肺線維症に対し良好な結果を発表

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前臨床試験で良好な結果を確認
MediciNova, Inc(以下、メディシノバ)メディシノバは、炎症を抑える効果が期待される経口投与の新規化合物であるMN-1のマウスブレオマイシン誘発生肺線維症モデルを対象とした前臨床試験において、良好な結果が確認できたことを発表した。
MN-1
前臨床試験概要
この試験はブレオマイシンによって誘発された肺線維症モデルマウスに対しMN-1を3種類の異なる用量を2週間投与し、その結果を評価したもの。

MN-1の肺線維症に対する効果については線維化を下位組織染色検査によって判定するもの(Ashcroftスコア)、CTスキャンによる肺密度評価、線維化・コラーゲン蓄積の指標となるハイドロオキシブロリン量の測定によって評価を行った。

Ashcroftスコアは、治療していないマウスに対し、著しく上昇したが、治療を行ったマウスに関しては有意に抑制されていることが確認された。

CTスキャンによる密度解析においても治療を行ったマウスは密度が軽減し、肺組織におけるハイドロオキシブロリン量の測定も治療を行っていないマウスと比較し低下していることが確認された。

メディシノバは、2014年1月にMN-1がNASHマウスモデルにおいて肝臓の線維化に対して効果があったことを発表しているが、今回の試験結果はMN-1は肝臓だけではなく肺の線維化に効果が確認されたことによって線維症全般に効果があると考えている。

MN-1
MN-1は、気管支喘息や間質性膀胱炎のようなマスト細胞脱顆粒が原因となる炎症性疾患治療において重要な抗炎症作用(ロイコトリエン受容体拮抗作用、フォスフォジエステラーゼ3および4、5-リポシゲナーゼ、フォスフォジエステラーゼC、トロンボキサンA2に阻害)が認められている。

5-リポシゲナーゼ(5-LO)経路を介したロイコトリエン生合成阻害による炎症の軽減や線維化の予防の可能性が知られているため、メディシノバはMN-1が線維症李陵に効果があると考えている。

メディシノバは気管支喘息と間質性膀胱炎の治療薬として臨床開発を進めており、気管支喘息治療薬としては軽度から中等度の喘息患者に対し実施したフェーズ2臨床試験を既に終えており、その結果は良好であった。

MN-1に関しては既にFDA(呼吸器、アレルギー、リウマチ製品部門)治験許可申請(IND)を提出しているため、メディシノバは、FDAと速やかに相談し肺線維症を適応とするフェーズ2臨床治験に入る準備を進める予定。


外部リンク

メディシノバ ニュースリリース
http://www.medicinova.jp/pdf/irnews/06122014IPF.pdf
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