製造販売元としての責任を持って
富士製薬工業株式会社は、マリンクロットジャパン株式会社が保有する非イオン性造影剤「オプチレイ注」の製造販売承認を、6月10日付で承継したと発表した。
富士製薬工業は、2013年12月より同剤を販売。今回の製造販売承認の承継に伴い、製造販売元としての責任を持って製品の供給及び情報提供・収集活動を行うこととなる。
世界50カ国以上で販売される「オプチレイ注」
非イオン性造影剤「オプチレイ注」は、マリンクロット社が開発し、1989年に米国で発売された。日本においては 1992年にマリンクロットメディカル株式会社(現マリンクロットジャパン)が製造販売承認を取得、販売を開始している。現在は、世界50カ国以上で承認・販売され、多くの医療機関で使用されている。
同剤の販売は、2013年12月1日よりマリンクロットジャパン社から富士製薬工業へ移管された。富士製薬工業はこの販売移管に伴い、同社はマーケティング本部マーケティング企画部内に「画像診断薬グループ」を新設し、情報提供・収集活動を行っている。
造影剤市場におけるプレゼンスを向上
今回、製造販売承認が承継されたことに伴い、富士製薬工業は製造販売元としての責任を持って、製品の供給及び情報提供・収集活動を行うこととなる。
同社は、以前から販売している非イオン性造影剤「オイパロミン注」及び「イオパーク注」に「オプチレイ注」の販売を加え、造影剤市場におけるプレゼンスを向上させるとしている。

非イオン性造影剤「オプチレイ注」製造販売承認の承継のお知らせ - プレスリリース
http://www.fujipharma.jp/pdf/20140610_nr.pdf