インフルエンザの予防の効能・効果で申請
アステラス製薬株式会社は、株式会社UMNファーマと共同で開発を進めている組換えインフルエンザHAワクチン「ASP7374」に関して、インフルエンザの予防の効能・効果で、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表した。
3種類の抗原からなる季節性組換えインフルエンザHAワクチン
「ASP7374」は、遺伝子組換え技術を利用したインフルエンザHAワクチン。3種類の抗原からなる季節性組換えインフルエンザHAワクチンであり、バイオ医薬品の次世代製造プラットフォームであるBEVS(Baculovirus Expression Vector System)を用いた細胞培養法で、製造されている。
米国においては既にProtein Sciences Corporation社が同ワクチンについて、季節性インフルエンザを予防するワクチンとして2013年1月に米国食品医薬品局から承認を取得。「Flublok」の製品名で販売されている。
インフルエンザ予防の新たな選択肢を提供
今回の申請は、主に国内で実施した第1/2相試験および及び第3相試験の結果に基づいて、行われた。なおこの申請に伴いアステラス製薬は、開発マイルストン・ペイメントとして一定額をUMNファーマに支払う。
アステラス製薬とUMNファーマは、今回の申請でインフルエンザ予防の新たな選択肢を提供し、公衆衛生の普及向上に貢献できることを期待しているという。

組換えインフルエンザHAワクチン ASP7374 国内承認申請に関するお知らせ - プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/