MSDとの共同開発
2014年5月27日、Meiji Seika ファルマ株式会社は、統合失調治療薬アセナピンの第III相試験のうち、プラセボ対照二重盲検比較試験の結果を発表した。
アセナピンは同社とMSDが共同開発を進めている薬剤で、非定型抗精神病薬に分類される。
2015年の製造販売承認申請を目指す
今回の試験は、日本・韓国・台湾の急性増悪期統合失調患者を対象として、アセナピン5mg群および10mg群(いずれも1日2回投与)、プラセボ群に割り付け、症状の改善効果を比較した。6週間の追跡の結果、アセナピンの両群では、プラセボ群に対する有意な効果が示されたとしている。
また、第III相試験のうち、長期投与試験は進行中で、日本国内での製造販売承認申請は2015年中の実施を目指す。承認取得後の販売・流通・プロモーションは同社が単独で実施の予定。

統合失調症治療薬 Asenapine(アセナピン)の臨床第III相試験結果のお知らせ(Meiji Seika ファルマ株式会社)
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/