核酸アナログ製剤「テノゼット錠300mg」
グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)は、核酸アナログ製剤「テノゼット錠300mg」を、B型慢性肝疾患の適応で新発売した。
GSKは、日本におけるB型慢性肝炎治療薬としての同剤の独占的開発権および販売権の供与を、開発元である米Gilead Sciences社から受けている。
B型慢性肝疾患の第一選択薬として推奨
B型慢性肝疾患は、B型肝炎ウイルス(HBV)が肝細胞に長期間持続感染した後、持続的もしくは断続的な肝臓の炎症を繰り返して増悪する疾患。未治療のまま放置すると、肝硬変や肝細胞がんを発症し、更には肝不全で死に至るリスクを有する。日本国内における推定感染者数は、およそ135万人。
「テノゼット錠」は、米Gilead Sciences社により開発された、B型慢性肝疾患治療薬。2008年に欧州においてB型慢性肝疾患の適応で承認を取得して以来、米国を含む113の国又は地域で承認されている。
海外の主要学会におけるB型慢性肝疾患治療ガイドラインでは、核酸アナログ製剤未治療のB型慢性肝疾患患者に対する第一選択薬として、推奨されている。
開発したGilead Sciences社と契約
GSKは、Gilead Sciences社との契約に基づいて、日本におけるB型慢性肝炎治療薬としての独占的開発権および販売権の供与を受けている。
GSKは、2013年8月にB型慢性肝疾患の効能効果で厚生労働省に製造販売承認申請を行い、2014年3月24日に製造販売承認を取得していた。

グラクソ・スミスクライン株式会社 新規の核酸アナログ製剤「テノゼット錠300mg」B型慢性肝疾患の適応で新発売 - プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/