AD/HDを適応とする製造販売承認を取得、日本初
ヤンセンファーマ株式会社は、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「コンサータ錠」36mg剤型を発売した。
同剤の18mg・27mg剤型は、2007年10月に日本で初めて「小児期におけるAD/HD」を適応とする製造販売承認を取得した薬剤。2013年12月までに、18歳以上の成人期への適応拡大承認も取得している。
メチルフェニデート塩酸塩が有効成分
コンサータ錠は、メチルフェニデート塩酸塩を有効成分とする、AD/HD治療薬。浸透圧を利用した放出制御システムを採用し、さらにコーティング層にもメチルフェニデート塩酸塩を含有することで、服用後速やかにコーティング層のメチルフェニデート塩酸塩が放出される。
同剤は2013年10月現在、91の国と地域で小児期のAD/HDを適応として承認された。成人期のAD/HDに対する適応は、39の国と地域で承認された。
1~2錠の服用で用量の調整が可能に
同剤の18mg・27mg剤型は、2007年10月に日本で初めて「小児期におけるAD/HD」を適応とする製造販売承認を取得。2011年8月には、同剤での薬物治療を18歳未満で開始した患者の18歳以降の継続使用も可能となり、2013年12月には18歳以上の成人期への適応拡大承認も取得した。
今回、36mgの剤型が追加されることにより、全ての用量において1~2錠の服用で用量の調整が可能となった。同社は、患者の服用負担軽減が期待できるとしている。

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「コンサータ錠」36mg 発売のお知らせ - プレスリリース
http://www.janssen.co.jp/public/rls/news/4340