開発・販売に関するライセンス契約
帝國製薬株式会社は、スペインのユリアック社(J. Uriach Y COMPANIA, S.A. )が保有する経口抗アレルギー剤・ルパタジン錠(Rupatadine錠)について、日本における開発・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。
製造はユリアック社が行い、同社もしくは提携先販売会社が輸入・プロモーション・販売を行う。
患者視点に立った医薬品の開発
帝國製薬は、「痛み」と「経皮吸収」を得意分野として、事業展開を行う企業。
「痛み」に関しては、「人類の痛みからの解放」をスローガンとして、鎮痛薬を開発。「経皮吸収」関しては、消炎鎮痛用域に限らない経皮吸収型製剤を開発。人々のクオリティ・オブ・ライフを向上させるべく、医薬品開発に取り組んでいる。
また、軸となる「痛み」と「経皮吸収」分野の他にも、患者視点に立った医薬品を開発し、販売会社とのコラボレーションを通じて患者のニーズに応えてきた。今回のルパタジン錠についても、同様のビジネスモデルに沿ってライセンス契約が締結された。
適応症は、アレルギー性鼻炎と蕁麻疹
ルパタジンは、国内未承認医薬品(新有効成分)。錠剤は欧州を中心として、世界50か国以上で主に「Rupafin」の製品名で販売されている。海外での適応症は、アレルギー性鼻炎および蕁麻疹。用法としては、10mgを1日1回10mg経口投与となっている。
承認取得後、ユリアック社は製造を行い、同社もしくは提携先販売会社が輸入・プロモーション・販売を行う。

帝國製薬、経口抗アレルギー剤に関するライセンス契約締結の件 - プレスリリース
http://www.teikoku.co.jp/japanese/