40以上の演題が口述発表
ロシュ社は、5月末から6月初頭にシカゴで開催される、第50回米国臨床腫瘍学会年次総会(ASCO)において、薬剤の試験成績を発表する。
発表されるのは、9種類の承認済みの薬剤および18種類の臨床開発中の薬剤の成績。同社の薬剤に関する320以上の演題のうち、40以上の演題がASCO年次総会期間中に口述発表される。
開発中薬剤の試験成績を、初めて発表
同社がASCOで発表する薬剤成績は、以下のハイライトを含む。
まず、5月31日に口述発表される、進行膀胱がんにおける抗PD-L1抗体の第1相臨床試験。発表では、奏効率・バイオマーカー・安全性情報という、重要な最新情報が取り上げられる。抗PD-L1抗体は、同社の開発計画の中で最も先進的ながん免疫療法剤になると考えられている。
血液領域では、同社の抗CD20抗体であるMabThera/Rituxan(rituximab)とGazyva(obinutuzumab)、そして臨床開発中である二つの薬剤の新たな試験成績が、ASCOで初めて発表される。
2014年は、ASCO開催50周年
2014年は、ASCOにとって50周年という記念すべき年にあたる。1964年に開催された第1回年次総会以降、ロシュ社の薬剤はこれまでに数千の演題において、ASCOで議論されてきた。
その中には、様々ながん腫の患者において意義のある貢献を示す8本のプレナリー・プレゼンテーションも含まれている。

ロシュ社は27剤における新たな試験成績をASCOで発表 - プレスリリース
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/