2020年には患者数が8万人に
2014年4月24日、サノフィ株式会社は、前立腺がん患者とその家族向けの情報サイト「前立腺がんWeb」を開設したと発表した。
前立腺がんは中年以降の男性に多いがんで、加齢とともに頻度が上昇する。社会の高齢化が進む日本では、患者数が増加しており、2020年には8万人に達し、男性のがんの罹患者数第2位になると推測されている。
前立腺がんの治療には、ホルモン療法や手術療法、放射線療法と幅広い選択肢がある。それぞれの患者の状態、病期や進行度にあわせて選択されるが、治療選択の重要性については、周知が十分ではない。
患者や家族向けに前立腺がんの適切な情報を提供
「前立腺がんWeb」は、患者やその家族を対象に、疾患の基本的知識や治療法について適切な情報を提供することを目的としている。監修は順天堂大学の堀江重郎教授。
いくつかのコンテンツが用意されているが、なかでも「メディカルパペット劇場『おじいちゃんが見つけたもの』」は特徴的なコンテンツである。前立腺がん患者を主人公とし、家族や医療関係者とのやりとりのなかで、治療の悩みや疾患との向き合いかたについて表現したストーリーとなっている。
同社は「『前立腺がんWeb』が、患者さんが医師と相談の上、積極的に治療に参加するきっかけとなることを期待しています」としている。

「前立腺がんWeb」開設について(サノフィ株式会社)
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp