開発中の経口アンドロゲン受容体阻害剤
アステラス製薬株式会社は5月7日、開発中のエンザルタミド(一般名・欧米での製品名:XTANDI(R)、開発コード:MDV3100)について、米国食品医薬品局(FDA)から、化学療法を行ったことのない転移性去勢抵抗性前立腺がんの追加適応症での医薬品承認事項変更申請を受領した旨の通知を受けたと発表した。
エンザルタミドは米国メディベーション社と共同で開発・商業化を進めている経口アンドロゲン受容体阻害剤。現在、アメリカにおいてドセタキセルによる化学療法施行歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療薬として承認を取得している。
審査終了目標日は9月18日
この申請は1,700人以上の化学療法を行ったことのない転移性去勢抵抗性前立腺がん患者を対象に実施した、プラセボ対照試験である第3相PREVAIL試験の結果に基づいて行われた。優先審査が適応され、9月18日が審査終了目標日とされている。
ヨーロッパにおいても4月2日に、化学療法を行ったことのない転移性去勢抵抗性前立腺がんの追加適応症で欧州医薬品審査庁(EMA)へ医薬品承認事項変更申請を提出している。

アステラス製薬株式会社 プレスリリース
https://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/fda-3.html