37都道府県で報告数は減少、10県で増加
2014年5月2日、厚生労働省は2014年第17週分のインフルエンザの発生状況について発表した。
これによれば、この1週間に全国の医療機関を受診した患者数は推計で約20万人(95%信頼区間:18~22万人)となっており、前週の約23万人よりも減少している。報告の内訳は5~9歳の約4万人を筆頭に、10~14歳が約3万人、0~4歳、15~19歳、30代、40代がそれぞれ約2万と若年層の割合が多かった。
また都道府県別に見ると、山形県、福島県、岩手県、秋田県、青森県と東北地方からの報告が多い。先週は山梨県、岩手県、山形県、福島県、沖縄県の順であった。定点医療機関からの報告によると、前週と比較して37都道府県で報告数の減少がみられ、10県で増加がみられたという。
(画像は報道発表資料より)
前年の同時期に比べ、まだ多い患者数
前年の同時期に比べると、今年は4月に入ってもインフルエンザ患者の報告数が多い。昨年の第13~17週におけるインフルエンザ定点当たり報告数推移を見ると合計が15.14件であるのに比べ、今年は27.09件となっている。

インフルエンザの発生状況について 第17週
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/