「患者さんにやさしい」製品
テルモ株式会社は12月12日、「ニコペリック腹膜透析液」を発売した。
腹膜透析は、腎不全のための透析療法のひとつ。同透析液は、世界初の中性化されたイコデキストリン含有腹膜透析液であり、同社が開発している「患者さんにやさしい」製品のひとつとなる。
混合後のpHは中性化
同社は1987年より、腹膜透析液およびその周辺システムを発売。在宅医療である同療法において「患者さんにやさしい」製品開発を進めてきた。
2000年には国内で初めて中性化腹膜透析液「ミッドペリックL」を発売。今回発売する「ニコペリック腹膜透析液」も、その技術を応用したものとなる。
同透析液は、イコデキストリンを浸透圧物質として含有した腹膜透析液。ポリプロピレン製2室容器を採用し、使用時には隔壁を開通し混合して使用し、混合後のpHは6.2~6.8と中性化している。
安全で快適な製品の開発を
「ニコペリック腹膜透析液」の効能・効果は、慢性腎不全患者における腹膜透析。価格は、1500mLが698円、排液用バッグ付1500mLが1265円、2000mLが876円、排液用バッグ付12000mLが1456円。
同社はこれからも、安全で快適に腹膜透析療法を長期的に行える製品の開発を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

「ニコペリック腹膜透析液」新発売のお知らせ - プレスリリース
http://www.terumo.co.jp/pressrelease/