「サラジェン」の新しい剤形
キッセイ薬品工業株式会社は、口腔乾燥症状改善薬「サラジェン」の新しい剤形となる「サラジェン顆粒0.5%」を、12月12日より発売した。
今回発売された顆粒剤は、錠剤の服用が困難な患者でも服用を可能にすべく開発されたもの。
生理的な唾液分泌を促進、口腔乾燥を改善
「サラジェン」は、速やかかつ長期にわたり口腔乾燥症状を改善する薬剤。唾液腺内のムスカリン受容体を刺激し、生理的な唾液分泌を促進することで、口腔乾燥を緩和する。
同社は、同剤の錠剤の剤形である「サラジェン錠」を、「頭頸部の放射線治療に伴う口腔乾燥症状の改善」の効能で2005年に発売。2007年には、「サラジェン錠」に「シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善」の効能を追加していた。
口腔乾燥症状治療に一層貢献
シェーグレン症候群患者における口腔乾燥症状や、頭頸部の放射線治療に伴う唾液分泌低下は、咀嚼・嚥下困難を引き起こす原因となる。また頭頸部癌患者は、腫瘍の増大によって薬剤の内服が困難となる場合もある。
同社は、錠剤の服用が困難な患者でも比較的容易に「サラジェン」が服用できるよう、顆粒剤を開発。2014年8月に、剤形追加の承認を取得致していた。
同社は今後も、口腔乾燥症状治療に一層貢献できるよう努めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

口腔乾燥症状改善薬「サラジェン顆粒0.5%」新発売のお知らせ - プレスリリース
http://www.kissei.co.jp/l2/l3/