国内唯一の静注用ミダゾラム製剤
アルフレッサホールディングス株式会社は、同社の子会社が抗けいれん剤「ミダフレッサ静注0.1%(一般名:ミダゾラム)」を発売したと発表した。
発売を開始した子会社は、医薬品等製造事業を行うアルフレッサファーマ株式会社。同剤は、国内唯一の静注用ミダゾラム製剤となる。
望まれていたてんかん重積状態の適応症取得
ミダゾラム製剤は、催眠鎮静剤としてこれまで使用されてきた。その一方で同剤は、抗けいれん作用も強く持ち、速効性もある。また、持続静脈内投与も可能となっている。そのため専門医などからは、てんかん発作がある程度継続するてんかん重積状態の適応症取得が、強く望まれていた。
このような状況を受け、アルフレッサファーマは同剤の開発に着手。製造販売承認を取得し、「ミダフレッサ静注」の発売に至った。同剤は、てんかん重積状態への適応を取得した、国内唯一の静注用ミダゾラム製剤となる。
てんかん重積状態の治療に新たな選択肢を
同剤の臨床試験は、小児のてんかん重積状態の患者を対象として国内で実施。その有効性と安全性が認められている。
アルフレッサファーマは、同剤がてんかん重積状態の治療に新たな選択肢を与えると期待すると共に、今後も多様な医療ニーズに対応できる製品を提供するとしている。

抗けいれん剤「ミダフレッサ静注 0.1%」新発売のお知らせ - アルフレッサホールディングス株式会社
http://www.alfresa-pharma.co.jp/news/