ファイザーとブリストル・マイヤーズ スクイブの研究結果
ファイザーは、ブリストル・マイヤーズ スクイブと合同で行っている臨床試験で、4因子含有プロトロンビン複合体製剤のエリキュースが、抗凝固作用の中和に効果をもたらす結果を発表した。
今回の試験結果で、内因性トロンビン活性を含む血液凝固の分析が血液の凝固分析で薬理作用が中和された結果が出た。
患者と医師の治療オプションを提供するエリキュースの抗凝固作用を中和するためにPCCの使用が可能か、今回の結果で肯定的な結果が出た。
エリキュースの凝固剤の中和
エリキュースは、タンパク質の第Xa因子を阻害することでトロンビンの生成と血栓の形成を抑える待機的股関節、膝関節置換手術を行った患者の、静脈血栓症の発症制御に適応する治療薬として、多くの国で承認されている。
日本では未承認だが、他国では、多くの治療や深部静脈血栓症や肺塞血栓症治療薬で、再発抑制の適応として承認されている。
今回の結果
エリキュースを投与して、大きな有害事象、血液関連イベント、血栓症の徴候の報告はない。エリキュースを使用した薬物動態プロファイルは、PCCの投与では、影響はなかった。Cofactの投与後、EPTに対するエリキュースの作用が、プラセボと比較して低下した。
また、Beriplex P/N投与後、ETPの対するエリキュースの作用が低下したが、4日目のエリキュース投入前の値と同じと、結果が出た。

ファイザー株式会社 プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/