COPD、すなわち慢性閉塞性肺疾患
そーせいグループ株式会社は、同社の慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬「ウルティブロ ブリーズへラー」(以下、「ウルティブロ」)が、英国においてファイザー・リミテッド社により発売されたと発表した。
同剤は、同社がノバルティス社へ導出している薬剤。英国発売は、ノバルティス社とファイザー社の間で締結された独占的販売契約を基に行われる。
50ヵ国以上で承認されている「ウルティブロ」
「ウルティブロ」は、グリコピロニウム臭化物(製品名:シーブリ ブリーズへラー)を含有する配合剤。
長時間作用性抗コリン薬(LAMA)であるグリコピロニウム臭化物と、長時間作用性β2刺激薬(LABA)であるインダカテロールマレイン酸塩の固定用量の配合剤であり、COPDの諸症状を緩和する1日1回吸入気管支拡張剤として承認されている。
開発はノバルティス社によって行われ、臨床試験では統計学的に有意な呼吸機能改善効果を確認。承認は、欧州や日本、カナダやオーストラリア等を含む50ヵ国以上に及ぶ。
COPD、英国では死亡原因の第5位
英国においてCOPDは、死亡原因の第5位となっている。乳がん・大腸がん・前立腺がんより死亡原因となるケースが多いという。
今回の同剤の英国発売は、ノバルティス社とファイザー社の間で締結された独占的販売契約を基に行われる。英国でのCOPD患者数は370万人を超えるため、世界第2位の市場規模(売り上げベース)を占めると見積もられている。

COPD治療薬「ウルティブロ ブリーズへラー」の英国での発売について - そーせいグループ株式会社
http://www.sosei.com/pdf/press_jp_20141203_485.pdf