インフリキシマブBS点滴静注用100mg「NK」
2014年11月28日、日本化薬株式会社は抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤であるインフリキシマブBS点滴静注用100mg「NK」の発売を開始したと発表した。
同剤は既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)や、既存治療で効果不十分な場合に限るクローン病の治療および維持療法などに対する効能・効果をもつ。同剤は国内で最初に承認されたモノクローナル抗体のバイオ後続品でもある。
同社は2010年にセルトリオン社およびセルトリオンヘルスケア社と日本国内における共同開発・販売に関する契約を締結。開発を進め、今年7月に同剤の製造販売承認を取得していた。
同社にとって2番目のバイオ後続品発売
同剤は同社が昨年上市したフィルグラスチムBS注シリンジ「NK」に続くバイオ後続品となる。
同社は自己免疫疾患の分野では、シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善薬「サリグレンカプセル30mg」を先だって発売していた。
関節リウマチ、炎症性腸疾患等の自己免疫疾患治療に重要な役割を果たす同剤の発売により、同社はさらに同分野における治療に貢献していくとしている。

日本化薬株式会社 プレスリリース
http://www.nipponkayaku.co.jp/