「トラマールOD錠25mg」「同50mg」を販売
2014年12月1日、日本新薬株式会社とファイザー株式会社は、同社が製造販売承認を保有するがん疼痛・慢性疼痛治療剤「トラマールOD錠25mg」「同50mg」を発売したと発表した。
「トラマールOD錠25mg」「同50mg」は口腔内崩壊錠であり、既に販売しているトラマールカプセルの剤形追加品となる。口腔内の唾液で崩壊するため、水なしでも服用が可能だ。
そのため嚥下機能の低下した患者や水分摂取を控えている患者など、より幅広くニーズに対応できるようになった。両社はトラマール製剤のラインアップ強化により、痛みに苦しむ患者のQOL向上を目指す。
同剤はファイザーが単独で販促活動を行い、日本新薬が製造販売元として販売を担当する。
世界100カ国以上で販売される中枢性鎮痛薬
同剤の主成分はドイツのグリュネンタール社より導入した中枢性鎮痛薬であるトラマドール塩酸塩。
現在世界100カ国以上で販売されており、日本においても非オピオイド鎮痛薬では治療困難な、がん疼痛および慢性疼痛を有する多くの患者に使用されている。
(画像はニュースリリースより)

日本新薬株式会社 ニュースリリース
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