中国リージョンがアジアリージョンから独立
東京都文京区小石川に本社を置くエーザイ株式会社は2014年12月1日、人事異動及び組織改編を発表した。今回の人事異動において、総括製造販売責任者(兼)グローバル緊急対応・グローバルバリュー&アクセス・医療政策担当(CEOオフィス)(代表執行役医療政策担当)の土屋裕氏が、これらの責任範囲に加えて中国担当となることが明らかになった。
中国重視へとシフト
また、アジアリージョンのバイスプレジデント(中国担当)であった兼古憲生氏は出向という形で、同日付で設立された「衛材(中国)投資有限公司」の董事長に就くこととなった。
同社では日本及び米国を主たる事業の対象国として業務を展開してきたが、近年中国事業における継続的な成長が見られることから、中国市場の今後の重要性に鑑み、今回経営戦略を見直す。
これにより中国事業をより一層強化するために、中国事業統括会社が設立され中国事業をアジアリージョンから独立した中国リージョンとすることでCEOオフィスに対してダイレクトレポートを行う体制を構築した。
これによりエーザイ・ジャパン、北米・中南米をカバーするアメリカス、欧州、中東、アフリカ及びオセアニアをカバーするEMEA、そして韓国、香港、インド、台湾、アセアンなどをアジアの現在の4リージョン体制に中国リージョンが5つ目のリージョンとして加わることとなった。

エーザイ ニュースリリース
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