ブラジルをはじめとするラテンアメリカで初
2014年11月25日、エーザイ株式会社は、抗がん剤「ハラヴェン」をEisai Laboratorios Ltda.(エーザイ・ブラジル)から発売したと発表した。
同剤はエーザイグループがラテンアメリカで自社販売する初めての製品。
2013年には307億米ドル(約3.0兆円)に達したブラジル医薬品市場は世界で第6位の規模を誇る。今後も2桁の高い成長率を維持すると予想され、2018年には世界第4位へその順位を上げると見られている。
ブラジルは同社にとってストラテジックマーケットとする地域の1つだ。今後も高い成長率が見込まれるラテンアメリカの中核として、ブラジルおよびメキシコは最重点マーケットと位置づけられている。
50カ国以上で承認を得ている抗がん剤
「ハラヴェン」は同社が創製・開発した新規抗がん剤で、2010年11月に乳がんについて最初の承認を米国で取得して以降、欧州、日本、アジア諸国などでも承認を取得している。
ブラジルでは2013年に「アントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤を含む少なくとも2種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん」を適応として承認を取得し、発売の準備を進めていた。

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201469.html