新製品「レンバチニブ」上市を見据え竣工
2014年11月27日、エーザイ株式会社は、英国に同社の子会社が保有するハットフィールド工場に新たな包装施設が竣工したことを明らかにした。
同社は1990年に英国で研究所を設立して以来、英国を欧州の拠点として投資してきた。ハットフィールド工場は2009年8月に稼働を開始し、抗てんかん剤「Fycompa」をはじめとする新製品のグローバル供給拠点、また少量かつ多言語に対応した包装が求められる欧州各国向けの製品の生産・包装拠点となっている。
今回竣工した新施設は延床面積約7,800平方メートルの従来施設に隣接し、その結果、包装施設の延床面積は約2,900平方メートルと約40%拡大した。高活性化合物を扱う施設も備え、新薬承認申請中の抗がん剤「レンバチニブ(一般名)」のグローバルな供給にも対応する。
欧州ナレッジセンター(EKC)も設立
同社は英国ハートフォードシャー・ハットフィールドに欧州ナレッジセンター(EKC)も設立済み。
欧州地域における事業の拡大をはかるため、探索研究、臨床研究、生産、マーケティング、欧州事業統括の各機能を集約している。同施設は欧州、中東、アフリカ、オセアニアを統括するリージョナル・ヘッドクォーターであり、その役割はさらに重要になっているという。
(画像はニュースリリースより)

欧州生産拠点「英国ハットフィールド工場」の新包装施設が竣工 エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201470.html