現在も開発中
アールテック・ウエノは、網膜色素変性の治療薬として開発中である一般名イソプロピルウノプロストン(以下:ウノプロストン)が厚生労働省より網膜色素変性を対象とするオーファンドラッグに指定されたことを発表した。
同社は網膜色素変性に対してウノプロストン(開発コード:UF-21)を主成分とする治療薬の開発を行っており、現在日本において第3相臨床試験の実施中だ。同薬は第2相臨床試験の結果によると、眼底網膜中心部における網膜感度が悪化することを防ぐ効果があるとみられている。
また、同薬の日本における開発は独立行政法人科学技術振興機構(JST)による研究成果最適支援展開プログラムA-STEPの「本格研究開発ステージ実用化挑戦タイプ(委託開発)」に採択されており、国から支援を受けている。
スキャンポ社にライセンスを供与
そして、同薬は一部の国を除いてはSucampo Pharmaceuticals,Inc.(以下:スキャンポ社)に開発と商業化権について、ライセンスを供与されている。
なお、スキャンポ社はFDAとEMAより、網膜色素変性を治療対象としてイソプロピルウノプロストンのオーファンドラッグの指定を取得済み。今後は日本における臨床試験の成功を受けて、欧米での開発を行う予定だ。

株式会社アールテック・ウエノニュースリリース
http://www.rtechueno.com/investor/press/141125_pr.pdf