DPP-4阻害薬とメトホルミンの配合錠
ノバルティス ファーマ株式会社は、ビルダグリプチンと、ビグアナイド薬であるメトホルミン塩酸塩(以下、メトホルミン)を配合した「LMF237(開発コード)」について、「2型糖尿病『ただし、ビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る』」を適応症として、製造販売承認申請を行ったと発表した。
LMF237
「LMF237」はDPP-4阻害薬とメトホルミンの配合錠として、国内で初めての申請となる。「LMF237」は、ビルダグリプチンまたはメトホルミンの単独療法を受けている患者や、両剤の併用療法で治療中の患者の血糖コントロール改善を目的として開発された。
そして、海外では「Eucreas(R)」として、2型糖尿病の適応症で2007年にEUで初めて承認されて以来、2014年11月現在、110カ国以上で承認されている。
国内では、メトホルミンまたはビルダグリプチンで効果不十分な患者を対象とした臨床試験において、いずれの患者にも「LMF237」を投与することにより、有効性と安全性の面で良好であると確認された。さらに、ビルダグリプチン及びメトホルミンの単剤での併用と比較して、服薬錠数が減ることによりアドヒアランス効果が期待されるという。

ノバルティス ファーマ株式会社ニュースリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2014/pr20141127.html