本格的に流行する季節を前に
森永乳業株式会社は、医療従事者100人を対象として、ノロウイルスに関する実態調査を行った。
同社は現在、乳由来のたんぱく質「ラクトフェリン」のノロウイルス感染性胃腸炎に対する作用について、研究を進めている。今回の調査は、本格的にノロウイルスが流行する季節を前にして、実態と予防の意識を明らかにすべく行われた。
感染したことがある医療従事者、37.0%
まず内科・小児科で勤務している医療従事者に対し、感染性胃腸炎に感染したことがあるかを尋ねると、感染したことがあると回答した人は37.0%となった。さらに、そのうち二次感染と疑われることがある人は59.5%に達している。
同社は、医療従事者が3人に1人よりも多い割合で感染性胃腸炎に感染し、5人に1人が二次感染と疑われる感染性胃腸炎にかかった経験があるとして、意識が高い医療従事者でも感染症の予防は難しいとしている。
家庭で対策実践、42.0%
調査では、家庭でのノロウイルス対策の実態についても尋ねている。
「ノロウイルス対策をしている」と回答したのは、全体の42.0%だった。家庭で実践しているノロウイルス対策については「毎日の石鹸を使った手洗い」「バランスの取れた食事」「食品の十分な加熱」「十分な睡眠」「次亜塩素酸の常備」といった回答が挙がっている。
調査の詳細は、同社のプレスリリースで。
(画像はプレスリリースより)

~医療従事者100人に聞いたノロウイルスに関する実態調査 - 森永乳業株式会社
http://www.morinagamilk.co.jp/download/