タカラバイオが米国StemCells, Inc.社から資産を買収することで合意
タカラバイオ株式会社は、米国StemCells, Inc.社(SCI社)との間でSCI社が現在展開している幹細胞に関連する研究用製品につき資産買収契約を締結。これらの製品の製造販売に必要な資産を同社が取得することで合意したと2014年11月10日に発表した。
SCI社は1988年に設立され、幹細胞技術を基礎として、幹細胞医療の開発や研究用製品について製造販売を展開し、中枢神経領域を中心に業務を行っている企業。本社はカリフォルニア州に位置し、NASDAQ証券取引所に上場しており、2013年の連結売上高は1,203千ドル。
今回の資産買収契約の概要について
今回の資産買収契約で対象となる資産は幹細胞関連研究用製品群で、具体的には幹細胞培養用培地や神経細胞分化用培地などが含まれる。これらの製品群の製造販売に必要な全ての知的財産権も合わせて同社に譲渡される。
具体的なスケジュールについては、年内のSCI社からの製造及び販売における移行期間を経て、来年1月から同社グループよりこれらの製品について製造販売を開始する予定だ。
また同社では今回の買収契約に関して同社の平成27年度3月期業績見込み(単体及び連結)に対して直接的な影響は軽微であるとしている。

タカラバイオ ニュースリリース
http://www.takara-bio.co.jp/