平成26年度の認定試験
日本病院薬剤師会は、HIV感染症専門薬剤師認定試験の詳細を発表した。
HIV感染症専門薬剤師とは、HIV感染症の治療の薬物治療法に関する知識、技術、倫理観を持ち、患者の意思を尊重しながら、最適な治療を行うために日本病院薬剤師会が平成21年4月より設けた資格。
試験の出題基準からみる傾向
HIV感染症に対する基礎知識をはじめ、臨床、薬物療法、服薬指導など、様々な範囲から出題される。
基礎知識においては、「針刺し事故対」についての理解度を出題。また、臨床においては、HIV感染患者の長期療養や合併症での説明などが問われる。HIV感染症では、医療スタッフとの連携が必要とされるため、薬剤師が他の医療スタッフとの関わり方を問う問題もある。
日本のHIV感染症に関する医療体制など、多くの参考図書を中心に出題がされる。HIV感染症の病態の理解度を要するHIV感染症専門薬剤師。薬物療法の正しい知識を提供することで、HIV感染症の患者が身体的、精神的、社会的な生活を送ることができるようになる。
HIV感染症の治療をスムーズに行うためにも、薬剤師もHIV感染症についての正しい知識が求められる。
HIV感染症専門薬剤師認定試験 実施要項
【日時】平成27年1月18日(日) 10時から12時
【試験会場】日本薬学会長井記念館 地下ホール
東京都渋谷区渋谷2-12-15
【申し込み・お問い合わせ】日本病院薬剤師会 TEL 03-3406-0485

日本病院薬剤師会
http://www.jshp.or.jp/