中外製薬が抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の供給計画を発表
東京都中央区に本社を置く中外製薬株式会社は、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル(R)カプセル75」と「タミフル(R)ドライシロップ3%」について、2014-2015年のシーズンに対する供給計画を2014年10月29日に発表しました。なおタミフルの一般名はオセルタミビルリン酸塩です。
タミフルの供給計画の概要とは
同社はタミフルをスイスのバーゼル市に本社を置くF. ホフマン・ラ・ロシュ社から輸入し日本国内で製造販売を行う許可を有しています。本社の供給計画によれば、タミフル(R)カプセル75はおよそ400万人分、そしてタミフル(R)ドライシロップ3%は約300万人分と合計700万人分のタミフルを用意するとのこと。
なお、同社ではインフルエンザウイルスの流行拡大など、インフルエンザの流行の状況に応じて追加供給を検討する旨も合わせて発表しています。
タミフル(R)はF.ホフマン・ラ・ロシュ社の登録商標で、体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑制する薬。インフルエンザの症状の悪化を抑え、症状が出ている期間を短縮することができます。同社では今シーズンのインフルエンザウイルスの流行に備えて、タミフルの供給に対して万全の体制を整えていくことを表明しています。

中外製薬 ニュースリリース
http://www.chugai-pharm.co.jp/