化学療法未治療患者へ使用が可能
10月22日、アステラス製薬の去勢抵抗性前立腺がんの治療薬、「イクスタンジカプセル40mg」の添付文章の改訂をおこなった。
今回の改訂には、化学療法未治療患者へ使用が可能となることが記載されている。
新しい治療法として期待される
イクスタンジカプセルは、2014年3月に日本での去勢抵抗性前立腺がんの治療薬として承認を取得し、5月より販売されている。今までは、化学療法未治療の前立腺がんへの有効性や安全性は、確立していないと記載されていた。今回の改訂で強制抵抗性前立腺がんに対して、新しい治療法を選択肢として提供できる。
イクスタンジカプセルは、米国のメディべーション社と共同で、開発と商業化をすすめている。プラセボ対照試験の第3相PREVAIL試験の結果に基づき、今回の改正となった。
去勢抵抗性前立腺がんの治療法として
去勢抵抗性前立腺がんは、ホルモン療法などの去勢治療を受けたが、進行してしまうこと。
現在、国内では、2種類の去勢抵抗性前立腺がんの治療薬が販売されている。5月に販売されたイクスタンジカプセルと、9月に発売されたザイティガ錠。今までは、適応範囲が異なっていたが、今回の改訂で2薬の適応範囲は、同じとなる。

アステラス製薬 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/