強直間代発作を有する12歳以上の患者に対する併用療法で
2014年10月21日、エーザイ株式会社は同社が米国食品医薬品局(FDA)に適応追加申請していた抗てんかん剤「Fycompa」(一般名:ペランパネル)につき、申請が受理されたことを明らかにした。
追加されたのは、てんかんの中でも重篤な発作型の一つである強直間代発作(二次性全般化発作を除く)を有する12歳以上の患者に対する併用療法。この併用療法については、米国、欧州、日本、アジアで実施した臨床第3相試験において2つの主要評価項目である発作頻度変化率(米国申請用主要評価項目)、発作頻度50%減少達成率(EU申請用主要評価項目)を達成した。
同社はEUに対しても同様の適応追加申請を行っている。
二次性全般化発作を含む部分発作に対する併用療法は承認済み
同剤は同社により創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤。シナプス後AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害し、神経の過興奮を抑制する働きがある。
12歳以上のてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する併用療法については、欧米を中心に現在40カ国以上で承認されており、日本・アジアでは臨床第3相試験を進行中となっている。

米国FDAが抗てんかん剤「Fycompa」の強直間代発作の併用療法に関する適応追加申請を受理
http://www.eisai.co.jp/news/news201462.html