持田薬品がアダリムマブのバイオ後続品で韓国企業と契約を締結
東京都新宿区に本社を置く持田製薬株式会社は、韓国ソウルに本社を置くLG Life Sciences社(LGLS)との間でLGLSで開発しているアダリムマブのバイオ後続品に関して、日本における開発及び販売の契約を締結したと2014年10月14日に発表しました。
この契約の概要と背景について
今回の契約によって、持田製薬側はLGLSのアダリムマブのバイオ後続品について、日本で独占的に開発し販売する権利を取得することとなります。アダリムマブは遺伝子組み換えヒト型抗TNF-αモノクローナル抗体のことで、これを用いた製剤はクローン病、尋常性乾癬、そして関節リウマチなどに見られる自己免疫疾患に対する治療薬に利用されています。
持田製薬にとって、バイオ後続品事業は同社の重要な戦略分野の一つで、今回の契約はその戦略に沿ったものです。他には関節リウマチ治療薬として利用されているエタネルセプトのバイオ後続品も、LGLSと提携契約を締結し国内開発を進めています。バイオ後続品に対するニーズは年々高まっており、そうした患者や医療関係者のニーズに応えていくべく、LGLSと協働して実施していくことを改めて表明しています。なお、今回の契約が同社の連結業績に与える影響は軽微とのことです。

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