塩野義製薬が急性冠症候群を対象としたバイオ医薬品創薬プログラムのライセンス契約を締結
大阪市中央区に本社を置く塩野義製薬株式会社は、英国アストラゼネカ社の子会社でバイオ医薬品の研究開発を行っているメディミューン社との間で、急性冠症候群を対象としたバイオ医薬品創薬プログラムに関するライセンス契約を締結したと2014年10月8日に発表しました。今回の契約締結によって、新規バイオ医薬品創薬プログラムの全世界における権利をメディミューン社に許諾することとなります。
今回のライセンス契約の背景とは
今回のライセンス契約で同社からメディミューン社に導出される創薬プログラムは、HDLの代謝に対する作用を特徴としています。今回の契約締結で、メディミューン社はこの創薬プログラムに関して独占的な権利を取得。バイオ医薬品を創製するための研究開発及び製造を実施する予定です。
製品化された後はアストラゼネカ社が全世界で販売を行う予定ですが、塩野義製薬は日本における共同販売権を留保する形となっています。
今回の契約などを含めて塩野義製薬では同社が取り組むべき疾患領域の選択とその領域に対する経営資源の集中を進めており、今回の契約はこの創薬プログラムの価値を最大化させる意味で最善の選択であると表明しています。

塩野義製薬 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/company/