創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」
ペプチドリーム株式会社は、「環状ペプチド化合物の合成方法」について特許査定を受け、特許登録の手続きが終えたと発表した。
この技術は、同社独自の創薬開発プラットフォームシステムである「PDPS (Peptide Discovery Platform System)」を構成するコア技術の一つ。
「世界初の新薬を創出し社会に貢献」
同社は、「日本発、世界初の新薬を創出し社会に貢献したい」という現社長と現社外取締役の共通の夢から、平成18年に設立された企業。
同社独自の創薬探索システム「PDPS」は、創薬において重要なヒット化合物の創生・リード化合物の選択・ファマコフォアの理解を、極めて簡便かつ効率的に行えるようにした。「PDPS」を用いると、極めて広範囲にわたる特殊ペプチドが数兆種類にわたって合成され、高速な評価を可能になるという。
特殊ペプチドを容易に創製
今回登録が行われた特許は、ペプチドを特殊な環状化構造にするためのもの。生体内で壊れやすいペプチドの特徴を改善するため、開発された。
この特許では、極めて多種多様な特殊環状ペプチドが「PDPS」によって容易かつ簡便に合成することが可能であると示されている。同社はこの技術により、生体内での安定性や構造の安定性を確保することができる特殊ペプチドを容易に創製できるようになったという。
同社はこの特許登録により、「PDPS」の特許ポートフォリオがさらに強固なものになったとしている。

特殊環状ペプチドの合成法に係る特許登録に関するお知らせ - ペプチドリーム株式会社
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