新規のHIVインテグラーゼ阻害薬
ヴィーブヘルスケア株式会社は、HIVインテグラーゼ阻害薬「テビケイ錠 50mg」の販売を、4月17日より開始した。 同剤は、塩野義製薬と英国グラクソ・スミスクライン、および英国ヴィーブヘルスケアの共同研究開発により見出された、新規のHIVインテグラーゼ阻害薬。
HIVウイルスの複製を防ぐ
HIVウイルスがヒト免疫細胞の染色体に自身のDNAを組み込む際には、インテグラーゼの活性が働く。インテグラーゼ阻害薬とは、このインテグラーゼの活性を強力に阻害し、HIVウイルスが複製されることを防ぐものだ。
同剤は、海外の臨床試験において、既存の抗HIV薬による治療経験の有無にかかわらず良好なウイルス学的効果と忍容性が認められた。薬剤耐性ウイルスを発現させにくいことも確認された。
2014年3月24日付で製造販売承認
「テビケイ錠」は、2013年8月に米国で、2014年1月には欧州で、それぞれHIV感染症への適応で承認を取得している。日本では2014年3月24日付に製造販売承認を取得した。
ヴィーブヘルスケア株式会社と塩野義製薬株式会社は、2013年12月16日付で締結した同剤に関する「日本におけるコ・プロモーション契約」に則り、2014年3月24日の承認日より共同で医薬情報提供活動を開始していた。

HIV インテグラーゼ阻害薬「テビケイ錠 50mg」新発売 - プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/viiv/press/