製造販売はアステラス製薬が担当
アステラス製薬株式会社とMSD株式会社は、「スーグラ錠 25mg」と「同50mg」を発売した。同剤は、2型糖尿病に効能・効果を持つ選択的SGLT2阻害剤。一般名は、イプラグリフロジン L-プロリン。同剤に関して、アステラス製薬は製造販売を行い、寿製薬及びMSDは共同でプロモーションを担当する。
(画像はプレスリリースより)
日本国内で初めて承認を取得
SGLT2は、ブドウ糖の細胞内への輸送をつかさどる膜タンパク質であるSGLTの、サブタイプの1つにあたる。腎臓近位尿細管におけるブドウ糖再取り込みにおいて、重要な役割を担っている。スーグラ錠は、このSGLT2を選択的に阻害することで、ブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる。
選択的SGLT2阻害剤は、アステラス製薬と寿製薬株式会社との共同研究において見出され、開発された。SGLT2阻害剤としては、日本国内で初めて承認を取得した2型糖尿病治療薬にあたる。
寿製薬及びMSDはプロモーション担当
スーグラ錠に関して、アステラス製薬は製造販売を行い、寿製薬及びMSDは共同でプロモーションを担当する。
同剤の用法・用量は、通常成人の場合、イプラグリフロジンとして50mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。効果不十分な場合は、100mgを1日1回まで増量することができる。

2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤 「スーグラ錠」新発売のお知らせ - プレスリリース
http://www.astellas.com/jp/