エーザイの米国子会社から取得
大塚製薬株式会社は、2つのがん治療剤に関する権利を取得したと発表した。取得元は、エーザイ株式会社の米国子会社であるエーザイ・インク。
ひとつは、「Dacogen」に関する権利。もうひとつは、「ASTX727(経口メチル化阻害剤)」に含まれる「E7727」の特許権。
(画像はプレスリリースより)
MDS、AMLの治療剤、「Dacogen」
「Dacogen」は、骨髄異形成症候群(MDS)、急性骨髄性白血病(AML)の治療剤として、スーパージェン社により開発された。スーパージェン社は、現在はアステックス社。
2008年には、米国MGI社が全世界における開発・販売権を取得した。MGI社は、現在はエーザイ・インク。欧州ではJanssen Pharmaceutical Companiesが、2012年よりAMLで販売を開始。その他の国では、AML、もしくはMDS、あるいは両方が販売されている。
MDSの治療における新たな選択肢を
大塚製薬は、血液がん事業として現在、デシタビンのプロドラッグ皮下注射液「SGI-110」を臨床開発している。今回の契約により「Dacogen」と「ASTX727」が加わることになる。
同社は、MDSの治療における新たな選択肢を早期に提供できるよう開発を推進し、患者へのさらなる貢献を目指すとしている。

大塚製薬 がん治療剤の2つの権利を米国エーザイ・インクから取得 - プレスリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/2014/