双極1型障害うつに対する適応追加承認
2014年4月3日、大日本住友製薬株式会社は非定型抗精神病薬「LATUDA(一般名:ルラシドン塩酸塩)」について、サノビオン・ファーマシューティカルズ・カナダ・インクが、3月31日(現地時間)に双極1型障害うつに対する適応追加承認を取得したと発表した。
サノビオン・ファーマシューティカルズ・カナダ・インクは大日本住友製薬株式会社の海外子会社サノビオン・ファーマシューティカルズ・インクの子会社である。
「LATUDA」は、アメリカで2010年10月に統合失調症に対する承認を取得した新しい非定型抗精神病薬だ。カナダでも2012年6月に統合失調症の承認を取得し、その9月より販売している。今回の適応追加申請は2012年8月に行われていたもので、承認を受けたのは双極1型障害うつに対する単剤療法とリチウムまたはバルプロ酸との併用療法の2つとなる。
(画像は大日本住友製薬株式会社ホームページより)
世界で2,900万人以上の人が罹患
今回適応追加が承認された「双極性障害」は世界で2,900万人以上の人が罹患していると推測されている。
なかでも躁状態または混合状態が少なくとも1回認められるものが双極1型障害と診断される。双極性障害は世界で障害の主要原因の6番目に、アメリカでも10位以内に挙げられている。

非定型抗精神病薬「LATUDA」のカナダにおける双極1型障害うつに対する適応追加承認取得について
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=589