「日本薬学会第134年会」において発表
ノエビアグループは、「アルギニン」が「カフェイン」の覚醒効果を増強することを明らかにした。同グループは覚醒効果を有する成分の研究を行っており、この研究成果は、2014年3月27日~30日に熊本県で行われる「日本薬学会第134年会」において発表される。
(画像はプレスリリースより)
脳波測定による閉眼時α波含有率が上昇
試験は、前夜の睡眠時間を通常より15%短縮した成人男性6名を対象に行われた。試験飲料は、「カフェイン配合飲料」「アルギニン配合飲料」「カフェイン・アルギニン配合飲料」の3種。摂取前後に、脳波計・視覚探索課題ATMT・VAS法で覚醒状態を評価した。
結果は、「カフェイン・アルギニン配合飲料」摂取後には閉眼時α波含有率が上昇、「カフェイン・アルギニン配合飲料」摂取後にはワーキングメモリーの活用度および作業効率が上昇、そして「カフェイン配合飲料」と比較して「カフェイン・アルギニン配合飲料」は眠気の主観評価で覚醒効果が長時間持続するとわかった。
今後の商品開発に応用
日本人の平均睡眠時間は、減少傾向にある。それに伴い、集中力や作業効率の低下などの睡眠障害が、社会問題となっている。このような状況を受け、同社は覚醒効果のある製品の開発と研究を進めてきた。
同グループの常盤薬品工業株式会社では、この研究成果を今後の商品開発に応用していく予定だという。

ノエビアグループは、ヒトにおいて「アルギニン」が「カフェイン」の覚醒効果を増強することを見出しました。 - プレスリリース
http://www.tokiwayakuhin.com/cojp/t/t1240