非弁膜症性心房細動の高齢患者を含むすべての年齢層で証明
2014年2月21日、ファイザー株式会社とブリストル・マイヤーズ株式会社は、第III相ARISTOTLE試験の年齢に関する既定のサブ解析の結果を発表した。
今回のARISTOTLE試験では、エリキュース(一般名:アピキサバン)を投与する患者群9,120例と、同じく血栓塞栓症の治療及び予防に用いられるワルファリンを投与する患者群9,081例の経過を中央値1.8年間にわたって追跡した。その結果、エリキュースは、75歳以上を含むすべての年齢層で脳卒中の発症抑制および死亡率の低下に関して、ワルファリンよりも高い有効性を示した。また年齢にかかわらず、大出血、全出血、および頭蓋内出血を減少させた。
直接的第Xa因子阻害剤の経口薬
エリキュースは主要な血液凝固タンパク質である第Xa因子を阻害することにより、トロンビンの生成と血栓の形成を抑制する、直接的第Xa因子阻害剤の経口薬だ。
米国、EUに加盟する28カ国、アイスランド、ノルウェー、日本などで非弁膜症性心房細動患者における脳卒中と全身性塞栓症の発症抑制を適応として承認されている。

In a Subanalysis, EliquisR (apixaban) Reduced the Risk of Stroke and Demonstrated Fewer Major Bleeding Events Versus Warfarin Consistently Across Age Groups, Including Older Patients with Nonvalvular Atrial Fibrillation[i]
http://www.pfizer.com/news/press-release/