慢性疼痛の局所麻酔テープでの特許
株式会社メドレックスは、現在出願中のリドカインテープ剤に関して、米国特許商標庁より承認の通知があったことを発表した。
リドカインは、痛みの信号を神経末端において遮断することによって、痛みを軽減させる局所麻酔の一種である。
リドカインテープ剤についての特許は、メドレックスが多くの人々のQOL低下を引き起こす慢性疼痛におけるアンメット・メディカル・ニーズに応えるために、ILTS(R)を用いて製剤開発したものである。
ILTS(R)とは?
ILTS(R)は、イオン液体を利用した、独自の経皮吸収型製剤技術であり、リドカインのテープ型貼付剤(開発コード:MRX-7LAT)の基本特許となっている。
イオン液体は、常温溶融塩とも呼ばれており、低融点、高イオン伝導性、高極性、不燃性、不揮発性などの特徴を持ち、多方面における応用が検討されている。
メドレックスでは、薬物をイオン液体化させることやイオン液体に薬物そのものを溶解させることによって、リドカインの経皮浸透性を飛躍的に向上できることを世界に先駆けて発見した。
またこの特許は日本、オーストラリア、中国においても成立しており、カナダ、EPC(European Patent Convention)加盟国、韓国においても出願中である。

メドレックス株式会社ニュースリリース
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/45860/917d60c1/e385/