製薬業界ニュース
2025年07月31日(木)
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テバ、躁状態の急性期治療向け初の経口吸入薬を販売開始

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テバ、躁状態の急性期治療向け初の経口吸入薬を販売開始

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ADASUVE(R)の販売開始
テバファーマスーティカル・インダストリーズ・リミテッド(以下:テバ社)は、ADASUVE(R)(ロキサピン)粉末吸入剤10mgの販売を開始したと発表した。
ADASUVE

ADASUVE(R)
ADASUVE(R)は成人の統合失調症や双極1型障害に関連した躁状態の急性期治療に用いる初の経口吸入薬である。ADASUVE(R)は、Alexza Pharmaceutical(以下:Alexza社)の使い捨て薬剤送達システムであるStaccato(R)を通して投与される。

この新しい薬剤とデバイスを組み合わせた製剤はエアゾール剤形のロキサピン(第1世代の向精神病薬)を肺に吸入することで、全身への迅速な薬剤送達を提供することが可能となる。

激しい焦燥状態に対する有効性が2つの臨床試験(統合失調症および双極1型障害)で実証され、ADASUVE(R)を投与した患者は投与後2時間で焦燥状態の緩和を示し、効果は早い人で投与後10分から現れた。

ただし、気管支けいれんのリスク、つまり呼吸困難や呼吸停止につながる可能性があるため、ADASUVE(R)は喘息、喘息の病歴がある、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、または気管支けいれんと関連づけられる他の肺疾患の患者に対して使用してはならない。

ADASUVE(R)はADASUVE(R)REMS(リスク評価と緩和戦略)と呼ばれるプログラムを通じてのみ利用可能であり、ADASUVE(R)は、高度な気道管理(挿管などを含む)慢性気管支炎に対応できる人材がいるREMS登録医療施設でのみ投与が可能である。

従来の治療方法では、経口錠剤および注射による薬剤を投与するのみであったため、患者自身が症状が発生した際に、脅迫行為、悪化し苦痛を伴う行為、自己消耗活動を起こすことで治療の妨げとなる場合があり、時には患者を拘束する必要もあった。

迅速に焦燥状態を緩和できる薬剤が使用できるようになることで、治療に対して大きな助けとなるといえるだろう。


外部リンク

テバ製薬ニュースリリース
http://www.teva-seiyaku.com/news/2014/pdf/0306.pdf

テバ製薬株式会社
http://www.teva-seiyaku.com/
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