既に米国やEU5か国で調査結果を提供
イプソス ヘルスケアは、分子診断(MDx)に関するシンジケート調査「MDxモニター」を、2月末より日本とオーストラリアに展開している。MDxモニターは、MDx市場の成長ドライバーとその障壁と共に、診断や治療などに与える影響を明らかにする調査で、既に米国やEU5か国の市場において調査結果を提供している。
(画像は、公式サイトからのキャプチャーです)
MDx/CDxについての詳細なデータが含まれる
「イプソス ヘルスケア」は、世界第3位のグローバル市場調査会社・イプソスの、医療分野に特化した専門部門にあたる。
MDx モニターは、MDxやコンパニオン診断(CDx)に対する医師の認識や態度に関するデータを、患者データや検査データと組み合わせることによって、医師の見識や知見と実際の検査行動がどのようにリンクしているかを理解することができる他に類を見ない調査。
調査結果には、意思決定プロセス・流通・検査に対する障壁・CDx実施のタイミング・体外診断用医薬品(IVD)やLDT(Lab Developed Test)市場のシェア・検査が薬剤シェアに与えるインパクト・新手法の普及度・保険償還や保険者制限に関する要件など、MDx/CDxについての詳細なデータが含まれている。
他の治療領域にも拡大予定
オンコロジー MDx モニター<日本版>は、乳癌・胃癌・肺癌領域をカバーしており、合計160名の医師から集積されたデータが含まれている。同<オーストラリア版>は、肺癌・悪性黒色腫(メラノーマ)が対象。調査対象医師は腫瘍内科医および病理医。
MDx モニターは、既に米国やEU5か国の市場において調査結果を提供している。また、現在はオンコロジー領域にフォーカスしているが、他の治療領域にも拡大する予定だという。

Ipsos Healthcare:ヘルスケア | IPSOS IN JAPAN
http://www.ipsosjapan.jp/Ipsos_Healthcareイプソス ヘルスケア、分子診断に関するシンジケート調査を日本とオーストラリアに拡大 - プレスリリース
http://www.dreamnews.jp/press/0000089255/