抗がん剤の副作用を抑えるバイオ医薬品の後発薬
2014年2月19日、株式会社ジーンテクノサイエンスは抗がん剤の副作用を抑えるバイオ医薬品「PEG-G-CSF」の後発薬の臨床開発にむけ、アライアンス活動を開始すると発表した。
「PEG-G-CSF」は同社の最重要開発品として位置付けられており、研究の結果、その原薬の製造プロセスの確立に至った。今後は非臨床試験の準備に着手し、2015年の臨床試験入りを目指して開発・販売におけるパートナー探しを急ぐ。
(画像はジーンテクノサイエンス.ホームページより)
抗がん剤による「発熱性好中球減少症」を防ぐ効果を持続
「PEG-G-CSF」は「遺伝子組み換えヒト顆粒球コロニー形成刺激因子(G-CSF)製剤」の効果が長く続くよう改良されたものだ。G-CSFは抗がん剤治療を行うことで白血球の一種「好中球」が減少する「発熱性好中球減少症」を防ぐ。
そのためには1日1回のペースでG-CSF製剤を投与する必要があるが、「PEG-G-CSF」を使用すれば、投与頻度を週1回程度に減らせるという。

PEG-G-CSF(GBS-010)の開発進捗及びアライアンス活動開始決定に関するお知らせ
http://ir.g-gts.com/ja/news/news3520013087505997276/