製薬業界ニュース
2025年08月02日(土)
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栄研化学、シャーガス病の診断法につき、共同開発契約を締結

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栄研化学、シャーガス病の診断法につき、共同開発契約を締結

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栄研化学の発表
栄研化学は、シャーガス病の簡易・迅速診断法について、スイス・ジュネーブのFIND社との間で共同開発契約を締結しました。この共同開発契約は、マラリア・結核・アフリカ睡眠病などの簡易・迅速診断法の共同開発の延長に位置づけられています。

シャーガス病はクルーズトリパノソーマ原虫が寄生することが原因である疾患であり、原虫はサシガメ類の昆虫の糞便内に存在すると言われています。この原虫がサシガメの刺創・擦創からヒトに感染することでシャーガス病に感染するのです。他の感染経路としては、臓器移植、実験室事故、母子感染、輸血なども報告されています。

全世界に1000万人程度いるといわれる感染者の大部分はメキシコ、中央・南アメリカ地域で発生している風土病であり、これらの地域から他の地域への移民が増加していることで、他の大陸への広がりが見られています。
シャーガス病
シャーガス病について
シャーガス病は感染後早期に発見し治療した場合はほぼ100%治癒します。しかし、感染が持続すると心筋障害が進行し、結果として心不全や突然死に至る場合があります。また母子感染によって母親から子供が感染したかどうかをスクリーニング検査する必要があります。

この検査は生後2-3週間以内に行うことが推奨されています。しかし、新生児のシャーガス病の診断には、簡易・迅速な遺伝子検査が求められており、その背景には顕微鏡法では感度が低いということ、そして、抗体検査を行うにあたっても新生児には母親の抗体が残っているために抗体検査ができないのです。

そのため栄研化学とFINDは結核検査法をベースとした新生児向けのシャーガス病の簡易・迅速な診断法を共同開発することを目指すとのことです。


外部リンク

栄研化学 プレスリリース
http://www.eiken.co.jp/
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