バイオジェン・アイデック社、TECHFIDERAをEUで導入
TECHFIDERA(フマル酸ジメチル)が欧州委員会で多発性硬化症治療の第一選択薬として認可されたとバイオジェン・アイデック社が3日、発表した。バイオジェン・アイデック社は数週間のうちにEU諸国に導入する。
アメリカではすでに多発性硬化症の第一位治療薬に
TECFIDERAは2013年5月にアメリカで最初に認可されて以降、6か月経過した再発性多発性硬化症の経口治療薬として処方される薬の第一位となっている。TECFIDERAは2013年にカナダとオーストラリアでも認可されている。
「TECFIDERAは深刻な疾患を患う人々に革新的な治療薬を提供したいという我々の思いを実証しました。我々はすでにTECFIDERAがもたらした多発性硬化症の標準治療に与えた絶大な効果を見てきました。そして、EUの患者にもこれを提供できるということを喜ばしく思っています」(バイオジェン・アイデック社最高経営責任者 ジョージ・スキャンゴス――プレスリリースより)
欧州委員会による認可は、2つのフェーズIII臨床試験(FEFINE、CONFIRM)と現在進行中の追跡調査(ENDORSE)を含む臨床開発プログラムに基づいている。TECFIDERAは疾患活動性における重要な値(脳障害の再発・発達、疾患進行の減速、安全性、忍容性)を大きく減少させたことが臨床上で示されている。

TECFIDERA (DIMETHYL FUMARATE) APPROVED IN THE EUROPEAN UNION AS A FIRST-LINE ORAL TREATMENT FOR MULTIPLE SCLEROSIS
http://www.biogenidec.com/press_release_details.aspx