皮下接種・筋肉内接種どちらも良好な結果
アステラス製薬株式会社は季節性インフルエンザワクチンASP7374について、第3相臨床試験の結果サマリーを公表した。
(画像はホームページより)
試験のひとつは20歳以上65歳未満の健康成人900名を対象に、ASP7374の皮下接種での免疫原性および安全性を確認するために行われた。ASP7374と国内既承認孵化鶏卵ワクチンとを比較・検討した結果、主要評価項目である免疫原性について既承認ワクチンに対してASP7374は非劣勢基準を満たし安全性にも大きな問題がないことが確認された。
もうひとつの試験は61歳以上の健康成人55名を対象に、ASP7374の筋肉内接種での免疫原性および安全性を確認するもので、こちらも同様の試験結果となった。
株式会社UMNファーマと共同で開発
ASP7374は3種類の抗原からなる季節性組み換えインフルエンザHAワクチン(旧開発コード:UMN-0502)。バイオ医薬品の次世代製造プラットフォームであるBEVS(Baculovirus Expression Vector System)を用いた細胞培養法で製造され、アステラス製薬と株式会社UMNファーマが共同で開発を進めている。

アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.astellas.com