パーキンソンやレビー小体型認知症の診断に
日本メジフィジックス株式会社は1月27日、脳疾患診断薬「ダットスキャン(R)静注」を発売した。
(画像はホームページより)
ダットスキャン(R)は脳内の黒質線条体ドパミン神経の終末部に存在するドパミントランスポーターの分布を画像化し、パーキンソン症候群およびレビー小体型認知症におけるドパミン神経の変性・脱落を評価する。
ダットスキャン(R)を使用することによって得られるドパミン神経の状態についての情報を既存の診断情報に追加することにより、診断精度の向上や治療方針の決定に寄与することが期待される。
海外34の国や地域で承認
海外においてダットスキャン(R)はGEヘルスケアによって34の国・地域において医薬品承認取得がされており、アメリカ・ヨーロッパでは標準的診断法としての位置づけを得ている。日本国内においては日本メジフィジックスが2013年9月に製造販売承認を取得、11月に薬価収載された。
ニュースリリースでは
日本メジフィジックスは、本剤がパーキンソン症候群およびレビー小体型認知症の診断に貢献することで、より多くの患者さんのQOL向上に役立つことを願っています。(日本メジフィジックス株式会社ニュースリリースより引用)
と述べられている。

日本メジフィジックス株式会社 ニュースリリース
http://www.nmp.co.jp/news/pdf/20140127.pdf