製薬業界ニュース
2025年08月02日(土)
 製薬業界ニュース

理化学研究所、即効性・持続性を有する抗うつ薬のメカニズムの一端を解明

新着ニュース30件






























理化学研究所、即効性・持続性を有する抗うつ薬のメカニズムの一端を解明

このエントリーをはてなブックマークに追加
今回の発表の概要
理化学研究所は、即効性・持続性を有する抗うつ薬のメカニズムの一端を解明したことを発表しました。今回の発見は、理研ライフサイエンス技術基盤技術センターとスウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームによる成果です。

新しいタイプの抗うつ薬として注目を浴びている「ケタミン」が、即効性で持続的な抗うつ作用を有し、セロトニン1B受容体に作用することが明らかとなりました。ケタミンは、グルタミン酸受容体の1つであるNMDA受容体に作用しますが、ケタミンの有する抗うつ作用のメカニズムはまだ明らかになっていません。またケタミンがどのようにセロトニン神経系に作用するか、ヒトに近い霊長類を用いた研究は、今までなされていませんでした。

研究チームは、アカゲザルを対象にして、PETを利用したサルの脳内におけるセロトニン神経系活性を測定しました。結果として、ケタミンを投与したところ、「やる気」に関する側坐核と腹側淡蒼球の2つの脳領域において、セロトニン1B受容体を活性化することが明らかになりました。
抗うつ薬
今回の成果で今後期待されること
今回の研究の一部は、文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて行われ、この研究成果は、米国のオンライン科学雑誌に掲載されています。本研究成果により、ケタミンのような即効性・持続性を持つ新しい抗うつ薬の開発だけでなく、脳機能画像によるうつ病の診断法の実現につながることが期待されます。


外部リンク

理化学研究所 プレスリリース
http://www.riken.jp/
Amazon.co.jp : 抗うつ薬 に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->