2014年1月1日より利用開始
富士通株式会社は12月19日、同社の解析シミュレーション向けクラウドサービス「FUJITSU Technical Computing Solution TCクラウド」(以降、TCクラウド)が東京大学先端科学技術研究センターに採用されたことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
今回採用されたTCクラウドサービスはPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY CX250 S2/CX270 S2」により構成され、230テラフロップスを超える計算能力(CPUコア数10,000個以上)と、250テラフロップスを超えるGPGPU技術によるアクセラレーション機能を備える。日本最大規模のシステムになり、2014年1月1日から利用される予定。
大規模な計算環境構築が可能
クラウド環境としたことで大学構内の電力使用制約を受けることなく、大規模な計算環境の構築が可能となる。大学構内に研究環境があるのと同様の利便性を持つサービスの提供を受けることができ、研究規模の拡大に応じた計算リソースの強化にも柔軟に対応することができる。
日本最大級のクラウド上のHPCサービスとして日本の創薬研究を支える基盤になることが期待され、ニュースリリースでは
当社は、東大先端研様向けのクラウドサービスをはじめとして、「TCクラウド」の創薬分野への適用拡大を進め、ICTによる健康かつ安心な社会の実現へと取り組んでまいります。(富士通株式会社ニュースリリースより引用)
と述べられている。

富士通株式会社 ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/12/19.html?nw=pr